8月末に投稿したボイスロイド車載動画。実写とMMDの合成。いわゆるマッチムーブを毎回試してみて、少しずつすすめてきた。今までは、カメラのアングルがあまり動かない素材を使っていた。しかし、今回は、そうした合わせやすい映像がなかったので、やむなく下記のシーンを採用。
MMDマッチムーブ。昨日の続き。キャラの動きはほぼ完了。小ジャンプやキャラの微妙な縦横揺れをつけて、不自然な部分をごまかす。後は地面の影の向き大きさ濃さ、照明の調整。MMDの地面影色設定以外で、影を濃くできないもんかな。
— zomu memo (@zomuzomu) August 26, 2020
月内投稿したいので、対応難しい部分は見切る。 pic.twitter.com/vrkR6nWeaa
マッチムーブ初心者としては、実写とMMDを合わせる難易度として次のように考えている。1が一番易しく、下にいくほど難易度が上がってくる。
- [背景静止画または、アングル固定] + [モデル位置ほぼ固定]
- [背景アングル移動あり] + [モデル位置ほぼ固定]
- [背景静止画または、アングル固定] + [モデル位置移動あり]
- [背景アングル移動あり] + [モデル位置移動あり]
今回は難易度的には2。ただし、モデルの影を調整する必要があったので、2.5といったところだろうか。あくまで自分にとっての難易度なので、本職?の人達から見たら、変わってくるかもしれない。
作業手順としては、
- 合成したい実写を選ぶ。尺の長い動画で使わないシーンも含まれる場合は、必要な部分だけ切り出す。
- MMD側で実写に合わせたポーズや動きを付け、照明を調整。動画で出力する。
- Afftereffectsで実写とMMDのファイルを合わせる。
- 実写レイヤーを3Dトラッカーでトラッキング。カメラ―レイヤーを作成
- MMDのレイヤーの3D欄にチェックを入れて3Dレイヤー化する。
- MMDのモデルのスケールや位置を、実写に合わせる
- 実写との合成具合を見ながら、MMDソフト側でモーション。カメラアングル。影の調整を行い、都度書き出す。
- Afftereffects上で、確認しつつ、納得する又は時間が許す限り調整を繰り返す
カメラやモーションを保存する時は、1つのファイルを上書きするのではなく、何かあった時に、前のバージョンからやり直せるように作業の進捗や修正度合いを見ながら、ファイルを分ける。
MMDのモデルのスケール、背の大きさは、実写内の人物や建物を見ながら、ざっくりと合わせています。照明については、AE側でも必要に応じて、ライトを設定し、調整したりします。
後はひたすら、MMD側のモーションなどを調整していくわけですが。どこまで突き詰めてやるかは、目指すレベルと労力次第。私は、とことんまでは行かず、ある程度までで妥協しています。この作業を繰り返して慣れてきたら、もう少し詰めたいかな、とは思いますが。
MMDのモーションは、ゼロから全部設定するのは私は無理。だから、配布されているモーションを最初にいくつか設定。そこから変更したり、削ったりして合わせます。後は、MMDで出力するファイルとアフターエフェクト側のフレームレートを同じにしておかないと、動きを合わせづらいので注意。
まだ要領つかめてないので、とにかくひたすら調整って感じです。