動画編集は、最初趣味として始めた事ですが、最近は仕事として自分以外のYoutubeチャンネルの動画を編集するようになって、色々考えさせられるようになりました。Youtubeは、ニコニコと違ってランキングがありません。元々外部のプラットフォームで自分のフォロワーなどファンを持っておらず、全くのゼロベースから、自分のチャンネルを大きくしようとすると、結構大変です。
動画が再生される為には、Youtubeのトップページや、おすすめ動画として表示されないとクリックされることはありませんし。表示されてもサムネイルに魅力がないと、クリックされずにスルーされます。だから、サムネイルと動画タイトルをどう設定するかは、当然のことながら重要な要素その１となります。
次に投稿する動画で、最初に投稿する1本目が大事。これが外れると、その後の再生数やチャンネル登録者数にも影響します。聞いた話だとチャンネル作って最初の1本目は、Youtubeのアルゴリズム上で優遇されているらしく、TOPやおすすめで表示される可能性が大きくなるそうです。それが本当なら、最初の1本目にどういう動画を持ってくるのが、1番有効なんでしょうか？
私はしくじった側で、最初はよくわからないので、とりあえず色々試すか程度の気持ちでやってました。でも今考えるともう少し考えたから、投稿すればよかったな、と思ってます。
ジャンルによって変わってくるかもしれませんが、Youtubeに投稿する最初の1本目は、想定している視聴者層に対して、可能な限り幅広く、ストライクゾーンが大きいネタを持ってくるべきだと思います。
例えば「バイク、ライダー」をテーマにした情報発信を目的としたYoutubeチャンネルの場合、当然バイクに乗る人、又はバイクに乗っていないが興味を持つ人が対象となります。
例えば、そのチャンネルで最初の1本目の動画を下記のような内容にした場合は、どうでしょう？
・HONDAのバイク紹介
・バイクレンタルサービスの紹介
・ETCサービスの紹介
・自己紹介
元々バイクは、乗物の中で言えば、メジャーではありません。さらに、ほぼ男性のみで、女性はいません。Youtube全体から見ると、非常に小さなジャンルといえます。上記の内容の動画は、さらにそこから、視聴者の的を小さく絞りすぎています。HONDAは世界的に有名なメーカーですが、HONDA以外にもバイクメーカーは多々あります。バイクレンタルサービスは、そもそもライダーでも利用者は極少数でしょう。ETCサービスは、高速に乗れるバイクでも、普及率は高くありません。自己紹介は、一番最初に持ってきても、それだけを閲覧する人は、あまりいないのではないでしょうか。
じゃあ、どういう内容の動画なら、的を大きく広げられるのか？ 基本はライダー全員の共通項を取り扱えるテーマがよいと考えています。例えばですが
・ライダーあるある
・ライダーおすすめ装備（ジャケット、グローブ、パンツなど）
・おすすめバイク（特定メーカーに絞らない）
・ライダーがやってはダメなこと
という感じでしょうか。バイクに乗るなら、ヘルメットやジャケットなど装備は、誰でも必要です。また、ライダーの行動に関する事や、まだバイクに乗っていない人向けに色々なバイクを紹介するものなど。
ただバイクはバイクでも、ツーリングの様子を流す車載動画も同様でしょう。絶景のツーリングコースや逆に酷道みたいな普通のライダーだと走るのを躊躇うような道は、ライダーの興味を引くでしょう。モトブログの場合は、車載の映像そのものより、ライダーのトークがメインになるケースもあります。トークのおもしろい動画なら、それで視聴者を惹きつけることは可能かもしれません。
参考にするなら、自分がやろうとしているジャンル、内容と同じ動画を作っているチャンネルをみるのが一番良いです。でも同じような内容で動画作るのって、どうなの？ と思うかもしれませんが、それは違います。別に内容が被っていますも問題はありません。自分がやろうとする同ジャンルの動画でうまいくいってるものは、その動画が視聴者に刺さる理由があります。まずはそれを学ぶために、自分でも動画を作るべきです。
登録者がゼロの状態、他のプラットフォームからユーザーを連れてこれる状態でない。それで、他のチャンネルが取り上げないようなニッチというか、マイナーなネタを取り上げても、再生数が伸びる可能性はとても低い。どうしてもそういう動画をやってみるのであれば、ある程度チャンネル登録者数が増えてから、やる方が効果的です。
