北海道ツーリングの続き。前日は松前町の温泉旅館矢野に宿泊。翌朝、朝風呂かましてから、朝食を食べるところから。
↓前日の様子はこちら
朝食は下の画像の通り。1品の量はそれほどないけど。品数が多いのがうれしい。私、普段の食事って質素倹約に努めてる……わけじゃないけど。納豆ご飯とかトーストだけとか、面倒が先に立って、同じものばっかり食べることが多いから。こういう食事、ツーリングや旅行に行ってる時にしか食べないんだよね。だから大抵のものは、すごくおいしい。お櫃にあるご飯をまたしても全部食べてしまった。
締めのコーヒーをいただいて、朝食は終了。
身支度をしてから、宿を出発。この日は天候が微妙で15時くらいから雨が降る予報。本降りになるかどうかわからないが、この日も早めに宿に入ることに。実は前日にすでに予約を済ませている。今までと比べて少々距離があるが、立ち寄るポイントも少ないから雨の降る前に、チェックインはできるだろう。
今日は前日の最南端に続き、北海道の最西端「尾花岬」を拝むことができる。といっても、直接現地に行くことはできない。尾花岬は断崖絶壁で、道が通じていない。トンネルでその横を通過することはできる。
宿を出発して、最初に向かうのは、松前灯台。ブログにはスマホで撮影した写真以外載せてないので、画像はない。漁港の奥にあって、少々行きづらいかも。ただ灯台のそばまで行けなかった。丘?の上にぽつねんと建っているんだけど、登れるような階段とかが見当たらず。バイクも止められそうな場所もない。下から見るだけにする。
そのまま海岸に沿って北上。次に来たのが日方泊岬燈台(ひがたとまりみさき とうだい)
立地的になかなかおもしろい灯台。北海道に限った話じゃないが、海岸沿いに走ってると、今まで何もなかったのに、少し平地になった場所に、住宅がびっしり埋まってる場所に遭遇する。断崖絶壁など家を建てられない場所が多く、限られた土地に住んでいる人達。道路ががけ崩れなどで不通になったら、陸の孤島になりそうな場所。。まあ、十中八九漁業で生計たてているので、船を持っているとは思う。
次に来たのが、石崎漁港トンネル。
岬の下部にトンネルが掘られています。昔は漁港への出入り口として使われていたらしく、トンネルを漁船が行き来していたとか。今は漁港が拡張して、別の水路ができ、使われなくなりました。崩落の危険があるので、中には入れず。トンネルの手前にものすごい数の海鳥が、魚つついてました。
ここも漁港の奥にあり、漁師の方が仕事をしている脇を、そろそろと通って見に行きました。
道の駅 上ノ国もんじゅで、トイレ・水分休憩がてら寄り道。
道の駅の裏の海岸に、「神の道」なるものがあるので見に行く。龍神が山の神に会いに行く際の通り道的な伝説があるらしい。龍神はいないけど、釣り人が釣り竿垂れているのは見えたよ。
上ノ国町のゆるキャラなのかな「カミゴン」。龍神もモチーフに入ってるよね。でも、あの、股間のそれは、なんなのだ?
ちょっとだけ内陸に入り、夜明けの塔にも立ち寄る。Googlemapで見てたらなんか見つけた。塔自体はそれほど高くない。でも周りにさえぎるものがないので、見晴らしは、ほどほどに良い。近くにある夷王山キャンプ場が、なかなかよさそうだった。次に来る機会があれば利用してみたい。
次は開陽丸記念館。いや、今日はあまり立ち寄る所ないといいながら、結構あちこち停まってるな。
江戸時代に座礁・沈没した開陽丸。海中から引き揚げられた遺物が展示してあります。ただし、中には入りませんでした。直前に中学校の修学旅行生は大挙して、中に入るのが見えたので外観だけ。ただし、隣の海の駅の建物内や周辺にも、少しだけ展示してあります。
灯台の擬人化かよ。なんでもありだなあ。いうて、灯台って、差別化できるポイントってあるんだろうか。
開陽丸記念館の先にある、かもめ島。ここにも無料キャンプ場がある。キャンプ場は、階段を上った先。荷物を持っていく必要があるけど、ここもよさそうな所。無料キャンプ場があちこちにあるのは、うらやましいぜ。さらに奥尻島へのフェリーもすぐ側の江差港から出てる。ぜひ奥尻島にも行ってみたかった。
滝瀬海岸「シラフラ」
高さ20mほどの白い海岸が500mほど続いている。曇天なのが悔やまれる。
元和台海浜公園。ここもGooglemapで見てて、なかなかおもしろい地形だなと思って立ち寄り。営業は7月下旬から8月下旬で、訪れた6月はまだ営業していない。
夏場は人でにぎわうのかな。
隣の漁港はなにやら工事中の様子。
そして、尾花岬を眺めることができる太田神社に到着。トンネルを抜けたすぐ横にあって、1回通り過ぎてしまった。
太田神社にバイクを停め、遠くに見える尾花岬を眺める。現地にはいけないが、これで一応北海道最西端も自分の目に収めることができた。2019年の最北端宗谷岬、最東端納沙布岬と合わせて、東西南北の先端を制覇! ……したといってよかろう。曇天ながら、見れてよかったよ。
到着した時点では、自分以外に誰もいなかった。少しあとで車が1台だけ来て、おじいちゃんが見て回ってた。
トイレはきちんと清掃されており、快適に利用できる。注意書きで「ここでキャンプすんな」とお達し。キャンプはNGだけど、車中泊はどうなんだろう? まあ私バイクだし、無論キャンプもやらないけど。
今日の目的を達成し、あとは宿泊地に行くだけである。
せたな町まで一気に走り、途中で給油とセイコーマートで食料を買い込む。
この日の宿泊地は、せたな青少年旅行村。当初は、ここでキャンプをする予定でした。でも、かなり雨が降るのが確実な予報だったため、急遽バンガローを予約した。バンガローが予約できなかったら、宿をどこにするか迷うところだった。
敷地は結構広い。バンガローのほか、より大人数で利用できるケビンもある。テントは区画が区切られておらず、全面フリーサイトっぽい。ただ、私が行ったときは、草刈がされておらず、丈の長い草が生えていたからテント設営は、大変かもしれない。
バンガローは全部で3棟。車の場合は横づけ。バイクだと草地でスタンドが埋まりそうだったので、バンガローの裏に停めてました。
バンガローは3棟全部人が入ってて、ケビンに1組。テント泊が1組。計5組がこの日の利用者全部。まだ6月頭だとキャンプする時期じゃないのかな。
管理棟内に、きれいなシャワー室があって有料で利用可能。ただ17時くらいで管理棟が閉まるので、シャワー室も利用できなくなります。あと、キャンプ場内に売店、自販機はなし。キャンプ場に入る前に食料品など買い出しを済ませておくのがよさそう。
海のそばの高台にあるので、キャンプ場頂上にある展望台に登ると、付近一帯を見渡せます。バンガローだと1泊約2100円。当然テント泊の方が安い。でも、バンガローでもそこまで高くはないかな。
この手のバンガロー。利用するのは初めて。電源もあるし、広くて体を大きく伸ばせるので快適。セイコーマートで買い込んだものをむしゃむしゃ食べながら、だらだらする。キャンプ場でごみを捨てていけるから、だいぶ買い込んでしまった。日が落ちる頃から、風が強くなり、断続的に強い雨が降り始めた。やはり、早めにバンガローに入ってよかった。
明日も天気が悪いので、宿をとってしまおうと考えながら、横になっていたら、いつの間にか寝てしまったらしい。夜20時くらいにぱっと目が覚める。そこからお酒を飲みながら、スマホいじっていたら、またしても寝る。23時半くらいにまた目が覚める。とりあえず明日の宿の予約だけ済ませ、この日は就寝。
いよいよ北海道ツーリングも佳境になってきた。