車載動画、ニコニコ動画でのジャンルは「乗り物」「旅行・アウトドア」のどちらかになると思う。このジャンルの視聴者数自体が、あまり大きくない。少ない視聴者の奪い合いで、車載動画を投稿しても、昔ほど再生数は伸びない。ニコニコ動画全体の視聴者数が増加しない限り、自然に再生数が増えることもおそらくないはず。再生数を伸ばしたいなら、何かしら工夫は必要になる。
車載以外の要素をプラスした方が再生数は伸びやすい?
別ジャンルの視聴者を車載動画にひっぱってくるのも手の一つ。しかしそれには、車載動画を投稿するのとは、別のジャンルの要素を加える必要性があるのではなかろうか。最近だと、ソフトウェアトーク車載×キッチン合同企画「FURU HOUSE」の企画動画が数字が伸びている。
■車載+料理
この場合は、車載と料理動画の投稿主によるコラボ動画である。が、その気になれば、一人で同じテーマの動画を作ることも可能と思える。
車載ではないけど、釣りの場合、「釣りをする」+「釣った魚を調理して食べる」という流れを作りやすく、ジャンル的に「旅行・アウトドア」+「料理」という複数のジャンルの内容を含む動画にできる。ただし、それはあくまで動画内容では、という意味。ニコニコ動画の仕組みだと、1つの動画に設定できるジャンルは1種類のみ。
■釣り+料理
車載動画にプラスできる別ジャンルの要素って?
実際に作る動画の内容はひとまずわきに置いて、「乗り物」「旅行・アウトドア」にプラスできるものは、どんなものがあるか。ニコニコ動画のジャンルで考えてみると、下記のような感じ?
- ゲーム
- アニメ
- 料理
- 自然
- 解説・講座
1.ゲーム
ゲームプレイという点でいうと、車載動画とは合わせにくい。レース系やバイクや自動車など乗り物を扱うゲームはもちろんあるけど。それだと、実際に車載動画につなげるよりも、ゲーム実況動画単品で出した方がいい。もし、それで人気がでれば、車載動画にも人が流れ来るかも。でも、ゲームから入ってきた視聴者はゲーム動画を期待しているので、車載動画には興味は、たぶんないだろう。
ドラゴンクエストウォークみたいにリアルの移動がゲームの要素に組み込まれているものは、多少車載と親和性はあるかもしれない。ただ、ドラゴンクエストウォークの動画自体に需要は、それほどない気がする。
2.アニメ
アニメに縁のある土地を訪れる、という方法なら車載動画に絡めやすい。いわゆる聖地訪問というやつか。ただ、アニメと絡める場合、対象となるアニメに興味がある視聴者以外へのフックが弱い。それに最近のアニメは放映期間が3か月程度と短い。つまり賞味期限が早く、昔のアニメになるほど、これも弱くなる印象。
3.料理
これは、最前にも紹介したように、車載にプラスしやすい。旅行先で入手した食材などを料理する、という流れを作りやすい。自宅以外でもキャンプ場で料理する人なら、旅先で調理という手もある。ただし、普段から自宅・キャンプ場でよく料理をする人の方が、続けやすいでしょう。また、料理部分を調理過程をあまさず撮影し、解説できるくらい作りこまないと、興味を持ってもらうのは難しいかも。
4.自然
これは旅行していると自然に被るジャンル。きれいな風景、建物など造形物。あまり人がいかないような場所などが望ましい。誰でもいけるような所だと、フックとしては弱い。しかし、旅行・アウトドアのジャンル内に含まれる言えば、含まれそうなので、難しい。
5.解説・講座
解説・講座の対象は無数にありそうではある。バイク車載の場合、バイクそのもの、パーツ、ライダー用のアパレル、小物など。ツーリングで行った土地、施設などなど。これも、単純な観光地案内や、レビューよりも、もう少し深く掘り下げた内容の方が、興味を持ってもらえるかもしれない。
ただ深堀するには、その土地なり、商品についてきちんと調べる。実際に使う。調べたことを動画にするために、情報をまとめて、台本に落とし込む。などなど、それなりの労力がかかる。それに、バイクでツーリングする場合、どこか1か所を回るというよりも、広範囲を移動することが多い。それに休憩で止まることはあっても、じっくり観光しない人もいるだろうし。
解説系の動画で個人的に好きなもの
これはゲームが対象だけど、よく調べてわかりやすくまとめてるなあ、と
車載+で撮影、動画編集するにあたって気を付けること
車載とそれ以外の要素を盛り込むって、割と大変。最初の方で紹介した動画のように、車載とそれ以外で、完全にパートを分けたほうが動画編集はやりやすいでしょう。
また、普段やらないことを企画でやるのは、新しい経験や視点を得られるメリットがある。けど、負担を感じるようなら、長く続けられない場合があるから注意。自分が好きで普段からやっていること、調べているジャンルなら、ともかく。動画を再生してほしいとはいえ、撮影や編集に義務感が生じちゃうと、きついんだよね。数字を伸ばすには、続けてなんぼなので。趣味として楽しみたいのであれば、無理なく続けられるボリューム、内容じゃないと、結局、途中で止まってしまう。
車載以外の要素が入るので、当然車載以外の部分に動画の時間がとられる。車載要素が薄くなったり、動画自体テーマがぶれて、よくわからなくなる可能性もある。撮影や編集にかかるコストも大きくなってしまう。先ほど言ったように負担にならない程度を超えないようにしないと自分が潰れる。バランスとりが難しい。
私の場合はバイク車載になる。バイクは自由きままに走るのが楽しいという一面も。あまり企画でがちがちにしたツーリングだと、かえって楽しくないという。