動画編集をしている人にはわかると思いますが、どの編集ソフトでもタイムラインというものがあり、そこに動画や静止画などの素材を並べて、編集を進めていきます。
動画編集を始めた頃はそれほど、数を使っていませんでしたが、最近ちょっと増えてきました。増えれば増えるほど、編集の手間は増えますが、少しでも自分の思い描いた動画を作るには、仕方ないのです。
編集経験のある人には、当たり前の事ですが、現状を軽くまとめておこうと思います。
ちなみに私が動画編集に使っているのは、Adobe premiere pro ccです。
映像側のタイムライン
タイムラインは素材をどんどん積み重ねていく形になっています。
私の場合は車載動画をメインにしていて、ボイスロイドの立ち絵などを使います。
現状は映像側のタイムラインは下記のような感じになっています。
人によって重ね方は様々だと思います。自分が編集しやすいように、やっていくうちに今の構成になってきました。
タイムライン11: 画面内の説明や位置表示などの画像やテキスト
タイムライン10: 感情表現の画像(怒りマーク、汗、赤面など)
タイムライン09: 投稿者のセリフ
タイムライン08: ボイスロイドのセリフ
タイムライン07: ボイスロイドの頭頂部の毛(いわゆるアホ毛)
タイムライン06: ボイスロイドの眉
タイムライン05: ボイスロイドの目
タイムライン04: ボイスロイドの口
タイムライン03: ボイスロイドのボディ(体や衣装、髪の毛など含む)
タイムライン02: 調整レイヤー(01の彩度やコントラスト調整用)
タイムライン01: 車載や風景を撮影した画像
タイムライン11が一番上、01が一番下。パーツを増やしたいと場合は、さらに必要に応じて、タイムラインを増やしたりしています。
目、口、眉など、セリフや場面などに合わせて、変更したいものは、別々のタイムラインに分けて、必要な素材を都度配置しています。
04、05、07は、口パクや目パチなど動きのある物が含まれます。そういったものはアフターエフェクトなどで別編集し、aviなど動画ファイルと作成。タイムライン上に配置しています。目パチや口パクの動きは動画編集ソフト側で速度を調整できるので、セリフの内容や音声自体の速度に合わせて、速くしたり遅くしたりします。
音声側のタイムライン
タイムライン01: 車載や風景を撮影したときの環境音など
タイムライン02: ボイスロイドの音声
タイムライン03: 投稿主の音声
タイムライン04: SE
タイムライン05: BGM
音声側は画像側ほど数はありません。ボイスロイド等の音声ファイルは、まとめて選択し、一括でボリュームの変更などを行うため1つのタイムラインにまとめておく方が、色々と都合が良いです。
タイムライン多い少ないのメリットデメリット
タイムラインが少ない場合、画像や動画を配置する回数が減っていくので、編集時間が短くなります。管理する素材のカテゴリも少ないので、その点も楽だと思います。
その分細かい表現をするのが難しくなります。ボイスロイドの立ち絵を使う場合は、1枚絵で目や口、しぐさなどを表現する場合、考えられる組み合わせで事前に大量の画像ファイルを用意しておく必要があります。
↓一枚絵を表情別等で用意するか
↓パーツごとに切り分けて、編集ソフト上で組み合わせるか
タイムラインが多い場合、当然画像や動画の配置する回数が増え、編集時間が増加します。また複数のタイムラインを重ねて表現するので、ちょっとずれたりすると、おかなしな事になったりします。
ですがパーツごとに分けて表現できるので、細かい所まで拘ろうとするなら、自然とタイムラインは増えていく事になるでしょう。
キャラクターの立ち絵を使う場合、自分で描く、他の方が提供されているものを使うで変わってきます。提供されたものだと、どのような状態で提供されいているか、素材によるからです。
PSDで編集や書き出し可能なもの。最初から1枚絵として、出力されたものなど様々です。使いたい素材、編集にかけられる時間を考慮しつつ、タイムラインの構成を都度都度、検討していくとよいかと。