ボイロ車載で立ち絵を使うと、表情を別の画像を並べて切り替えていくわけだけど、並べ方によっては不自然に見える事がある。アニメーションではなく、表情を切り替える際の中間点みたいな画像があるわけじゃないので仕方がない。
色々考えて、多少効果はあるんじゃないかと使っているのがトランジションである。たいていの動画編集ソフトには基本的な機能として入ってるじゃないかと思う。
トランジションとは?
ビデオ編集する際に、カットとカットの間に挿入する切り替え効果のこと。 フェードイン、フェードアウト、ワイプ、オーバーラップなど、さまざまな効果がある。
……というのがネットから拾ってきた説明。
フェードイン、フェードアウトはわりとよく聞く単語かもしれない。映像や音がじょじょに現れたり、消えたりする効果。
私は本編の映像にはあまり使わないのだけど。そういったものを立ち絵の繋ぎに使うと、画像と画像の合間の不自然さが緩和されるんではなかろうか、と。そう考えて試しているわけです。
使っているエフェクト
adobe premiere proで実際に使用しているトランジションは「ディゾルブ」。クロスフェードともいうらしい。二つの画像が1つがすーっと消えていき、もう1つがすーっと現れる。フェードインとフェードアウトを一緒にやっているもの。
これを二つの立ち絵の間に10~15フレームくらいの長さで入れてみて、調整したりしています。
1箇所ずつ処理すると大変なので、立ち絵を一通り配置した後、一括で設定します。
まずはデフォルトのトランジションを設定します。
エフェクト>ビデオエフェクト>ビデオトランジション>ディゾルブと項目を開いていき、「~ディゾルブ」上で右クリック。デフォルトのトランシジョンとして設定します。
タイムラインのトランジションを設定したい箇所を範囲指定。「Ctrl+D」のショートカットキーで範囲指定した箇所に一括で設定できます。
トランジションの長さはメニューの編集>環境設定>タイムライン>ビデオトランジションのデフォルトデュレーションで、デフォルトの長さを設定できます。
ただし、トランジションがない方が自然な場合もあるので、設定後に一回プレビュ-で確認しつつ、不要なトランジションは削除していく必要があります。
レンダリング中に発生するエラー
またトランジションを多用しているとレンダリング中に「不明なエラー」でレンダリングが停止する場合があります。
そういう時はレンダリングバーを見て、どこで停まっているかを確認します。レンダリング済みの部分は緑。レンダリングが完了していない部分は赤。
レンダリングはワークエリアで設定しているタイムラインの一番手前から行われるので、レンダリングバーの赤い部分の一番手前(画面では左)を探し、問題と思われるトランシジョンを削除します。
私の場合、立ち絵を細かくパーツに分けているので、結構な頻度で発生しています。
効果はある?
正直なところ、立ち絵の静止画と口パクなどのアニメーションの間に使う場合は、ないほうがいいかもしれません。トランジションの長さにも影響されますし。かえって手間になる可能性すらある。
最前にも書きましたが、私は立ち絵を全て配置した後、一括で設定し、後は繰り返しプレビューしつつ、残したり、削除したりしています。
どちらかというとパーツ数の少ない1枚絵の方が効果がありそうな気がします。
動画の質を上げる試行錯誤の一環なので、別の方法が見つかればやめるかもしれないし。今後も続けるかもしれない。
配置した立ち絵の間を埋める中間的な絵を自動生成するツールとかadobeのアドオンとかあればいいのになあ。