昨年に行った北海道バイクツーリングの車載動画を投稿しているわけですが。
シリーズ三本目を投稿しました。
【VOICEROID車載】無職になったのでゼルビスで北海道行ってくる! - 3 -
動画冒頭と途中にMMDのマッチムーブの動画を使っています。1つ前の動画でも、MMDを動かしましたが、今回はよりモデルを動かしてみました。理由としては、単純にマッチムーブに興味があったのと。
誰かと一緒に旅をしている、という感覚を強化したいから。
動画を盛り上げる、方向性を持たせる為のボイスロイド
投稿動画のテーマの1つが「一緒に旅をしている」感じを味わってもらう。しかし、私の動画は、ぼっちツーリング、ぼっち旅。さらにVlogではないので、自分がカメラの枠に入ることも、ほぼありません。
おじさんが、無言でカメラ回しているだけの映像だと、一緒に旅してる感がない。そこで、相棒としてボイスロイドを配置する。このキャラに旅してる時に自分が感じていた事を代弁したり。逆に自分なら言わない事を言ったり、やらない事をやってもらう。
ボイスロイドは、性格的に自分のコピーであることは間違いない。でも、自分と全く同じ性格をコピーしても、会話や展開を引き出しづらい。そこで、全てではないが、私の反面的な性格、設定をする。私の動画で結月ゆかりというキャラクターは大食い設定。私自身は小食とまではいかないものの、量は食べれない。うには食べれない。貝類が苦手。
MMD静止画の動画利用
それはさておき、現状動画で使うのは、いわゆる立ち絵、2Dイラストがメイン。それもいいですが、やはり限界はある。2Dであるがゆえに、描かれた部分以外、背中や横顔を見せることは、それ用に絵を用意されないと不可能。そこで3Dの出番となるわけです。当初、MMDはサムネイルのみの使用でした。少しずつサムネイル以外、動画本編の1シーンに使い始めています。
北海道 札幌市六花亭
日常シーンにそっと紛れ込ませたり。
北海道 初山別金比羅神社
通常の立ち絵では作れないシーンを背後からの絵を作ったり。
北海道 宗谷丘陵シェルロード
背景に合わせて、MMDに色々なエフェクトを使用し、合わせたりもできます。
MMDマッチムーヴの制作
北海道編3冒頭のマッチムーブ。風力発電機の柱の陰から、ジャンプで飛び出し、振り返って見上げるシーン。
前にも上げたMMDマッチムーブ。キャラの動きを微調整。これも次の動画の素材になる予定。なので、動画編集をさぼっているわけではない。ない。キャラの影が濃すぎるからその辺、また調整。 pic.twitter.com/I97wDbqcLq
— zomu memo (@zomuzomu) December 30, 2019
実際のMMDのモーションは、膝や足首の挙動がかくかくしている瞬間があります。ただ実際の動画では、縮小しているのでそこまで目立っていません。実際のMMDの動きは下記Twtterに上げたものです。
前回投稿した動画のMMDマッチムーブ。実際のMMDの動き。最初は柱の陰に隠れるので、手抜き。膝など細かい部分の挙動がかくかくしている。
— zomu memo (@zomuzomu) January 29, 2020
動画に使う際は、サイズを縮小している。だから、細かい挙動の不備があまり目立たない。
微調整をやり始めるときりがない。 pic.twitter.com/7rwCPkYxRg
MMDを柱の陰に隠すのは、アフターエフェクトのロトブラシを使いました。検索すると色々出てきますが、下記の動画などを参考にしつつ、作業。風力発電機の柱の一部を切り取って、MMDを隠すように配置しなおしています。
・ロトブラシで動画の一部を切り取る方法! AfterEffects使い方#8
https://www.youtube.com/watch?v=ZOyJ6x3Lz9k
さっきの件、しまむらさんに教えてもらった重力設定をいじってみた。それっぽくなった!
— zomu memo (@zomuzomu) January 1, 2020
仮設定なので、モーションと合わせて調整してこう。MMDに限った話じゃないけど、デフォルトの機能でも把握できてないことが実に多い。 pic.twitter.com/YOlVkCEnfL
こちらは歩いているシーン。立ち絵の配置的に画面右側にする方が自然。でも、画面の左から右に強烈な風が吹いていて、それを表現したかった。キャラのもみあげや、パーカーの耳が風になびいているのを見せる。そのために、画面左側を歩くように、位置を変更しています。
動画内でMMDマッチムーブを使う頻度
正直、マッチムーブを編集するのに、かなり時間がかかります。知識や技術的な問題がありますし。アフターエフェクトとMMDの双方の機能を使いつつ、わからない事がでてきてら都度調べていく。熟練者なら、さくっとできるかもしれません。でも私の場合だと、1つのマッチムーブのシーンに10時間以上かかっているかも。大まかな動きを作った後も、ひたすたら微調整を繰り返す。そこが一番大変。
おそらくは1つの動画内の要所のみ。1つか2つのシーンのみになるでしょう。さらに1つ問題なのが、撮影済みのデータは元々マッチムーブを前提にしていません。動きがない、もしくはほとんど動かない絵。人が少なく、障害物がすくない映像の方がやりやすい。でも、肝心の場面でそのような絵を撮影しているかわかりません。
私のMMDマッチムーブは、動画を見て、旅をする感覚を強化するもの。あくまで目的を目指すためのツール。それを車載動画のメインに据える気はありません。その場合は、車載とは別でMMDマッチムーブを中心に据えた動画を作ると思います。