ボイスロイドを車載動画に登場させるにあたり、どういう立ち位置
投稿主との関係を定義するか、という感じの記事を昔に書いたことがあります。
twitterでそういったものを見かけたので、自分はどうなんだろうな、と改めて考えてみる。
私の動画における投稿主とボイスロイドの関係性
私の場合は、明確な定義はがなく、わりと曖昧模糊としています。
ただこういう風にしておこう、というものはあります。
・物理的にも心情的にも動画内の投稿主と過度に絡ませない
・ボイスロイドを(私の主観的ではありますが)前面に押し出しすぎない
動画投稿を始めるにあたり、ゆっくり車載でもいいかな、と考えていました。
ただそれだと、動画が淡泊になりすぎる可能性もあるため、ボイスロイドを使用を決めた経緯があります。
動画で見てほしいのは、車載風景や旅行中に景色、料理といったもので
ボイスロイドを見てほしいわけではありませんでした。
その辺は初期動画の投稿主の扱いにも表れていて、最初投稿主のセリフに音声ついてなかったですし。投稿を続けていくうちに、視聴者の反応を見ながら、変更していった結果、現在の動画の作り方になっていったわけです。
でも投稿主とボイスロイドの関係性は変わらず。遠くはないけど近くもない、といった距離感。ゆかりさんが空腹のあまり投稿主に噛みついたり、マキさんが投稿主のクレジットカードで旅行したり。みたいな描写はありますけど。
距離を詰めすぎた動画にすると、そちらの関係性に視聴者の意識が持っていかれて、車載、旅行の部分をきちんと見てもらえないんじゃないかと。次回の動画からも、そちらのほうを期待されてしまう。かどうかはわかりませんが、そういう危惧を抱いているわけです。
ただし、これはあくまで作り手側の考え。実際に視聴者が求めるものと一致していない可能性もあります。自分が作りたいものと、視聴者が求めるもの。どちらに比重を置くか。動画に何を求めるかで変わると思います。
より多くの再生数を目指すなら、視聴者が求めるものに比重を置くべきで。
再生数などを気にせず、自分の表現したいものを優先するなら、それもよし。
双方のバランスの取れたものが作れると、一番いいんですけどね。
最近ラジオ動画を始めたのは、車載動画とは別に、ボイスロイドを前面に出した動画を作るなら、車載と別シリーズで棲み分けさせようか、という考えもあります。
ニコニコ動画車載カテゴリ内での流行り
車載動画自体はニコニコ動画の中の場合、大きなカテゴリではない。けど、そのカテゴリ内でも、やっぱり流行り廃りみたいなものはあって。
今車載動画カテゴリは、ボイスロイドあとCeVIO車載全盛。ゆっくり単体や地声での車載動画は、少な目ですね。
どっちがいいとか、悪いとかはなく、見たい人が多いジャンルは、自然と作られる動画も多くなる。
多くなると単純にボイスロイドやCeVIOを使っても、他の動画との差別化が難しい。
新しいボイスロイドが今後も定期的に発売されるので、あればその都度、新しいボイスロイド車載も増えていく。
しばらくニコニコ動画の車載は、ボイスロイドメインになりそうかな。
差別化するポイントは色々あるけど、動画内でのボイスロイドの描き方、というのもその1つになると思う。
ボイスロイドの設定に関する参考動画
ジャンルが違うのですが、最近の動画で登場するボイスロイドの設定がおもしろいと思った動画をご紹介。
ゲーム実況でニコニコ動画に投稿されている「302号室のゆかり」さん。
ご自身でイラストも描いている方で、編集もすごく丁寧。さらにこの動画におけるボイスロイドの設定も凝っていて、聞くだけでも楽しい。
色々と凝った設定を用意されていそうだけど、動画内で無理にそれを押し出すわけでもない。質問があったら、それに対して答えていくスタイルも、個人的には好みです。色々とこういう風になってるんじゃないかとか、想像(妄想)が広がっていく感じがすごくいい。
自分で絵が描けるというのは、表現手段としては強いですね。
車載動画で同じような事ができるかは、難しいかなあ。素材とする動画が、リアルとゲームという違いはある。
あと車載動画を見る人が、そこまでのものを求めているかどうかも問題。ボイスロイドを使っているという理由で見ない人もいると思う。
結局後は、自分が動画を投稿することによって、何を求めるのか次第なんだろうなあ。